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再生医療

活性化リンパ球療法

自身の血液を用いた治療法

自身の血液を用いた治療法

動物自身のリンパ球を体外に取り出して、培養し、また体内に戻すというものです。現在行っている治療法との併用も可能で、体力の低下や副作用がほとんど無いのが特徴です。
簡単にいうと、動物自身の血液を用いて、ガン細胞の発症や進行を遅らせるための「点滴」を作る治療方法です。

治療の流れ
1、治療相談 病状や治療経過をお伺いし、活性化リンパ球療法の説明をします。
2、診察・検査 活性化リンパ球療法を実施するために必要な検査を行います。
3、採血 培養を行う血液を10〜12ml程度採血します。
4、培養 2週間程度かけて病院の専門設備で培養を行います。
5、点滴注入 1時間ほどかけてゆっくりとリンパ球を点滴します。

特徴1、副作用がほとんどない

自らのリンパ球を増殖して投与する訳ですから、拒絶反応など、副作用の心配がほとんどありません。だからどのような段階のガンであっても、また、身体の衰弱が激しくても、長期にわたって安心して使うことができます。また抗ガン剤や、放射線治療との併用効果についても研究されており、免疫力強化や副作用の軽減などが報告されています。これが最大の利点です。

特徴2、延命効果が見られる

現在、免疫療法を行っているペットの中には、末期ガンと呼ばれる段階のペットが多くいます。その半数以上は体が弱りきっていたり、ガンの転移が広範囲に及んでいたりして、手術療法や放射線療法などの治療法を選択できません。抗ガン剤などで体を痛めつけるのではなく、なるべくガンを大きくしないことに主眼をおいた治療になります。

特徴3、自覚症状の改善が図れる

ガンが進行すると痛みや貧血など、ペットにとって大変つらい自覚症状が現れますが、免疫療法にはこうした苦痛を和らげる作用があります。自覚症状が改善されることで、たとえ体内にガンが残っていたとしても、ペットは通常の生活を送ることができるようになります。食欲がなく、体重の減少が見られるような症状でも、リンパ球投与後に食欲が戻り、体重が増加するような効果が期待できます。

特徴4、他の療法との相乗効果

手術後の再発予防のみならず、他の治療方法との併用による相乗効果が期待できます。化学療法、放射線療法、さらには漢方療法、温熱療法などの様々な治療方法との併用で効果をあげている症例があります。他の療法による副作用の軽減といった効果も期待できます。

幹細胞免疫療法

椎間板ヘルニアなどの脊髄椎損傷の治療に

椎間板ヘルニアなどの脊髄椎損傷の治療に

動物の体には、さまざまな器官や臓器などに変化する(「分化する」といいます)細胞が存在します。この細胞は幹細胞(かんさいぼう)と呼ばれ、幹細胞療法とは、この細胞を体外で培養し、イヌやネコの体に戻してあげることで、失われた組織や機能の再生を行う治療法です。
骨髄や皮下脂肪由来の幹細胞は、骨や筋肉、血管を形作る細胞に分化することが知られています。幹細胞療法は、これらの分化する能力を利用することで、自分の細胞から必要な器官や臓器を「再生」させる治療法なのです。

どんな病気に効果があるの?

1.椎間板ヘルニアなどの脊髄損傷

手術後の再発予防のみならず、他の治療方法との併用による相乗効果が期待できます。化学療法、放射線療法、さらには漢方療法、温熱療法などの様々な治療方法との併用で効果をあげている症例があります。他の療法による副作用の軽減といった効果も期待できます。
特に椎間板ヘルニアは発症後2カ月以内に幹細胞治療を行うと、腰が抜けて立てない状態でも、非常に高い効果が出ていると研究会で発表されています。
早めの治療が重要です。

2.骨折癒合不全 (骨折がくっつかないなど)

幹細胞が骨の周囲にある骨膜や骨細胞、また栄養を運ぶ血管に分化することで、骨折部位を修復します。

当院の幹細胞療法とは?

イヌまたはネコの骨髄液もしくは、皮下脂肪を採取し、幹細胞だけを特殊な容器で培養します。その後、細胞の数を増やしてから、細胞を集め、洗浄して、患部への直接の注射や、点滴によって体内に投与します。

当院の幹細胞療法とは?

治療の流れ(椎間板ヘルニア)
1、治療相談 病状や治療経過をお伺いし、幹細胞療法の説明をします。
2、診察・検査 幹細胞療法を実施するために必要な検査を行います。
3、幹細胞の採取 骨髄もしくは皮下脂肪から幹細胞を採取します。
4、培養 2週間程度かけて病院の専門設備で培養を行います。
(2回目以降は1週間となります)
5、点滴注入 点滴を1時間ほどかけて、ゆっくりと注入していきます。

よくあるご質問

Q.活性化自己リンパ球治療で癌は治りますか?

A.活性化自己リンパ球療法では、 進行癌や末期癌は完全に治すのは難しいと思われます。 一方癌の進行を止めたり再発防止する効果、QOL(生活の質)を 改善する効果は大いに期待できます。 がんは再発が最も恐ろしいことですから、手術後に活性化リンパ球を投与し、 がんの再発を防止することは効果的な治療であると考えられます。

Q.がんは完全に切除したと言われましたが、この治療を行う意味がありますか?

A.手術により癌が完全に切除できたと言われると、 患者さんの多くは、癌が治ったと思われますが、 数年後何割かの確率で再発します。 「完全に切除」というのは、肉眼的に切除できた ということで、癌が再発する可能性があります。 癌を完全に切除した後に活性化自己リンパ球治療を 行うことは、再発を防止できる可能性があり、 効果的な治療の一つであると考えられます。

Q.QOLの改善とはどのようなものですか?

A.QOL(生活の質)とは患者さんの全身状態、 具体的には食欲不振や倦怠感の有無等を表します。 活性化自己リンパ球療法により、食欲が回復したり 倦怠感が無くなるといった改善効果が認められます。 そのため、入院せずに自宅での治療が可能となり、 普段のように散歩に行ったり、などの例があります。

Q.活性化自己リンパ球療法はどんな癌に効果がありますか?
またどんな副作用がありますか?

A.基本的にどのような癌に対しても効果があります。 癌の種類で効果の現れ方にも違いがありますが、 むしろ癌の進行度の影響が大きいと考えています。 手術直後からこの治療を行うことが最も効果のある方法で、 進行するほど効果は一般的に低くなるようです。 副作用は38度程度の軽い発熱がたまに見られる程度です。 自己のリンパ球ですので重篤な副作用はありません。

Q.活性化自己リンパ球療法と他の療法の併用は可能でしょうか?

A.可能です。 抗ガン剤や放射線治療、あるいは漢方療法等との併用は、 お互いの治療タイミングを考慮していただければ、 むしろ高い効果が期待できると考えています。 まだ、臨床研究中ですがマグネタイトリポソームによる 温熱療法との相性が特によいではないかと考えています。

Q.幹細胞って?

A.動物の体にある細胞は、もとになる細胞からいろいろな器官や臓器を形成する細胞に変化します。この変化を「分化」するといい、このもとになる細胞が幹細胞です。もともと骨髄や脂肪組織に含まれる幹細胞は、筋肉、心筋、血管、骨、軟骨に分化することが知られています。いわゆるiPS細胞やES細胞のような万能細胞とは異なり、分化する細胞が限られているのが特徴です。

Q.幹細胞療法って何?

A. 病気のイヌやネコから脂肪組織や骨髄液を少しだけとり、そこから増殖させた幹細胞を用いて、ダメージを受けた患者の細胞や組織を修復したり再生したりする治療法を指します。その際用いる幹細胞は、静脈点滴にて投与する場合と、患部に直接移植される場合もあります。

Q.どのような病気に効果があるの?

A.  幹細胞は、骨折癒合不全や脊髄損傷、また炎症性の関節炎で治療の研究が進められています。骨折癒合不全では、幹細胞が骨の周囲にある骨膜(こつまく)や、骨細胞、また栄養を運ぶ血管に分化することで骨折部位を修復していくと考えられています。また、脊髄損傷では、幹細胞が血管へと分化し、損傷部位の血流を回復することで、神経細胞の伸長を補助したり、脊髄全体の再形成を促すと考えられています。

Q.どうやって脂肪や骨髄をとるの?

A.基本的には全身麻酔下で行い、パチンコ玉程度の脂肪組織を採取あるいは骨髄穿刺をして少量の骨髄液を採取します。(脂肪組織の採取では局所麻酔で可能な場合もあります)

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